2021.11.03
水を1日に2L飲むと美しくなる?!水がもたらす美容の効果を紹介!
もくじ
水をたくさん飲むと美しくなる?!
モデルさんや女優さんが、美容のために「1日2L水を飲む」とよく聞きますよね。
そのため水を飲むことは、美容にいいんだな、とはわかりますが
「本当に効果があるのか」「2Lも飲まないと意味がないのか」「水を飲むことで、どんな美容効果があるのか」気になりますよね。
その一方で、「1日2Lはきつい」「水をたくさん飲むと翌日浮腫まない?」という声も聞きます。
そこで、本当に1日に水を2L飲むと美容にいいのか、効果があるのかについてお話します。
必ず1日2L飲まないといけないの?
人間の体は約60%の水で占めていると言われており、水は人間に必要不可欠なものです。
厚生労働省よると、体重60kgの1日の水分摂取量は2.5Lと言われています。
そのため、「1日に約2.5Lの水を飲まないといけない」と感じやすいですが、水分摂取は飲み水だけではなく、普段の食事から得られる水分や、体内で作られる水分があります。食事で取れる水分1.0L、体内で作られる水分0.3Lであるため、飲み水は1.2Lと推奨されています。そのため、一般的には1日2L飲む必要はなく、1日1.2L程度でいいのです!
しかし体重や生活環境によって大きく異なるため、1日に必要な水分摂取量を自分の体重と年齢別必要量を参考に、計算してみましょう!
年齢別必要量(ml)× 実測体重(Kg)=必要水分摂取量(ml/日) と計算します。
- 22~55歳の場合:35ml/Kg/日
- 55~65歳の場合:30ml/Kg/日
- 65歳以上の場合 :25ml/Kg/日
(例)27歳で55kgの人の場合は35ml ×55kg=1925ml であるため、1日の必要水分摂取量は1925mlであることがわかりました。
そのため1日必ずしも2Lの水を飲まないといけないわけではなく、あくまでも目安であるため、自分の必要水分摂取量を参考にしてみてください。
しかし、大量に飲んでしまうと、水中毒になりやすいので注意です!!
腎臓が身体の水分を尿として排出できる1日の処理量は約1.5ℓだと言われています。 水中毒とは、この処理量を超えてお水を一度に大量に飲むことによって引き起こされる中毒症状です。水中毒になると最悪の場合、死に至るケースがあるので、注意してください。
水をたくさん飲むメリットとは?
水をたくさん飲むと、さまざまな美容のメリットを得られます。
- 1.美肌になる
- 2.髪の毛がサラサラになる
- 3.アンチエイジング
- 4.便秘がなくなる
- 5.ダイエットに効果がある
- 6.肌が保湿されるから脱毛をより早く終わらせる
以下詳しく見ていきましょう。
1.美肌になる
人間は年を経るにつれて体内の水分量は変化します。
胎児で体重の約90%、新生児で約75%、子どもで約70%、成人では約60〜65%、老人では50〜55%の水分を含んでいると言われています。
赤ちゃんの肌がぷるぷるに潤っている理由は、体内の水分量が多いのも理由の一つです。
身体中に酸素や栄養を運ぶ血液は、赤血球の約60%、血しょうの約90%が水であり、肌細胞は約60%が水分でできています。そのため、肌の水分量が低下すると、肌が乾燥し、新しい細胞に生まれ変わるターンオーバーが乱れてしまうのです。
水分をたっぷりと摂取すると、血液量が増加し、血液中の水分濃度も高くなるため、血流が良くなります。そして血液中の酸素や栄養素がお肌に届きやすくなり、肌荒れを防ぐことができます。
さらに、身体の老廃物を排出するリンパの流れもよくなることで、肌荒れを防ぐことで美肌になります。
2.髪の毛がサラサラになる
髪の毛も肌と同様に、血液によって運ばれる栄養を受け取っています。
水をたっぷり飲むことで、血流がよくなり、髪の毛に運ばれる栄養が増えるため、髪の毛がサラサラになります。
そのため、水を飲むことは薄毛、白髪、フケ、頭皮のかゆみなども防ぐことができます。
3.アンチエイジング
「1.美肌になる」で説明した通り、人は年を経るにつれ身体の水分量が低下し、肌に影響を与えています。
肌の水分量が低下すると、栄養が肌に行き届きにくくなり、肌が新しい細胞に生まれ変わるターンオーバーが乱れ、しわやたるみが生じやすくなります。
そのため、普段から水をたくさん飲むことは、新陳代謝を促し、肌トラブルの要因となる有害物質の排出もできます。また、水は肌を美しくする、カルシウムやサリシン、シリカを多く含んでいます。カルシウムは肌の新陳代謝(ターンオーバー)を活性化、サリシンは肌の調子をととのえ、シリカはコラーゲンの生成を助け、保水力を高める働きがあります。そのため、加齢による肌の悩みも改善されるでしょう。
4.便秘がなくなる
水を飲むと、腸の運動が活発になり、便通が良くなる傾向があります。また、水分が十分に摂ることで、便がやわらかくなり、腸内で移動しやすくなります。
特に、起床時にコップ1杯の水を飲むと胃腸の働きが活性化し、便意が起こりやすいと言われています。
便秘は老廃物を排出できないため、肌荒れなどトラブルの原因にもなります。便秘を解消することにより、より肌もきれいになります。
5.ダイエットに効果がある
痩せにくい身体とは、血流が悪くなり代謝がさがっていることが原因の一つです。
上記で説明したように、水を多く飲むことにより血流がよくなるため、代謝があがり、運動をすることで脂肪が燃えやすい痩せやすい身体になります。
また、水を飲むことにより多少胃が膨らみます。その満腹感から食欲を抑えられるため、ダイエット中にどうしてもおなかがすいて何かを食べたくなった時は水を飲むことが効果的です。
無理なく飲む方法・飲むタイミングを紹介
必要水分摂取量を無理なく飲む方法・飲むタイミングを紹介します。
無理なく水を飲む方法
1.午前中に1L飲むことを目標にする。
起床後、朝ごはん前、出勤前、出勤直後、仕事中、お昼ごはん前など
2.職場でデスクや手の届くところに、水の入ったボトルを置いておく。
手の届く場所に水を置いておくことで、水を飲む意識が持ちやすいです。
3.大きなボトルを使って1日の制限量を設定する。
1Lや2Lのボトルを持ち歩き、今日でこれを飲み干す!と決めておくと、目に見えてどれくらい飲んだかがわかりやすいです。
4.一気に大量の水を飲まない。
一度に大量の水を飲むと、体に負担がかかり、水中毒になる可能性があるため、こまめに飲むようにしましょう。
おすすめの水を飲むタイミング
1.起床時
朝、起床後に1杯の水を飲む。睡眠中に汗などで失った水分を補給し、身体の毒素を排除できます。ここでおすすめなのは、常温の水か白湯(ぬるめのお湯)です。なぜなら、起床後はまだ胃腸などの内臓の機能が目覚めていないため、冷たい水を飲んでしまうとおなかを壊してしまう可能性があるからです。
2.食事前
水分補給はなるべく胃が空っぽの状態がベストです。
食後に飲むと、「むくみの原因」につながります。なぜなら、胃の中に食べ物が入っている状態で、水をたくさん飲んでしまうと、消化する際に水を過剰に溜め込みやすいからです。
3.汗をかいた後
運動をしていなくても、汗をかくと気づかないうちに水分不足になっていることがあります。また、水を飲むことで高くなっていた体温を下げる効果もあり、熱中症予防にもつながります。
4.入浴前後
入浴中は汗をかいてたくさんの水分が出ます。入浴前後にお水を飲むことで、発汗を促す効果と、汗によって失われた水分を補う効果があります。
なぜ水がいいの?お茶ではだめなの?
水分補給に水がおすすめの理由は、糖分や塩分、カフェインなどの余計な成分が含まれていないからです。
また、特に天然水やミネラルウォーターは、生命活動に欠かせないミネラルや、肌をきれいにするカルシウムやサリシン、シリカが含まれます。
お茶(緑茶・ウーロン茶・麦茶)にはコーヒーと同様にカフェインが含まれています。カフェインは利尿作用があるため、水分の吸収が阻害され脱水症状になりやすいです。
また睡眠の質を落としてしまう可能性もあります。
そのため、水が水分補給に最適なのです。
水をたくさん飲むと顔が浮腫むのは嘘?
水を飲むと血流量が増加し、身体の老廃物を排出するリンパの流れもよくなるので、逆にむくみを防ぐことができます。
しかし、食後(胃にご飯が残っている状態)で、水のたくさん飲んでしまうと、消化をする際に、水を過剰に溜め込むことでむくみにつながります。
そのため、食後を避けて水を飲むことが大切です。
頻繁にトイレに行きたくなる対処法
適切に水分補給をしていれば、2時間に1回はトイレに行きたくなるのが普通です。
膀胱の平均的な容量は300~400mLほどで、そこに、尿が150~200mLほど溜まると、尿意を催す仕組みになっています。
水をたくさん飲む習慣がある方は、一気にではなくこまめに水を飲むようにしましょう。水の一気飲みは、頻繁にトイレに行きたくなるだけでなく、水中毒になる可能性があるため、避けることをおすすめします。
まとめ
必ず1日2L飲まないといけないわけではなく、人によって必要水分摂取量があるため、無理せずに。必要な量を飲むようにしましょう。
また水を飲むことによって、様々な美容効果が得られるため、「3.無理なく飲む方法・タイミング」を参考に、水をこまめに飲んでみてください。