脱毛後にかゆいと感じてしまう理由とは？

脱毛した後はかゆい？

「脱毛を受けてきたら、肌がかゆくなってきた！」

脱毛サロンへ通われている方の中には、脱毛後に肌がかゆくなってくる経験をしたことがあると思います。
サロンでの脱毛は、光脱毛が一般的で、医療クリニックで行われるレーザー脱毛に比べて出力が小さく、安全性は高いと言われています。機械の性能もどんどんよくなっており、敏感な肌でも脱毛ができるほど、肌にやさしいとまで言われています。
とはいえ、高熱の光を皮膚に当てるため、体調や肌の状態、さらには施術するスタッフの技術が未熟なために、やけどなどのトラブルが起こることもあります。施術後に少しでも異常を感じたら、すぐにサロンに電話をして、提携先の皮膚科に連絡を取ってもらって、診察を受けましょう。
この場合、ほとんどのサロンは治療費を負担してくれますが、まれに自己負担のサロンもありますので、契約前にトラブル時の対応を確認しておきましょう。
ちなみに、トラブルでもっとも多いのが腫れ、色素沈着、かぶれなどの皮膚障害で、続いてやけどという順になっています。

今回、これから脱毛サロンに通われる方や、脱毛後に肌がかゆみなど感じた方向けに、原因と対策方法についてお伝えしていきます。

脱毛後はどこの部位がかゆくなりやすい？

• VIO
• 顔
• ワキ

赤みが出てかゆくなりやすいと言われているVIOは、毛根が密集しているため、光脱毛機から照射される光の熱が集まる部位。熱が肌の内側にこもりやすくなってしまうことで、VIOラインに赤みが出てかゆみを感じることになります。

顔やワキも血管が多く通っている部位なので、脱毛機から照射される光の熱によって温められた肌は赤くなるだけでなく、かゆみが増すこともあります。

脱毛後のかゆみの原因

肌が乾燥している

脱毛をすることによって、肌は軽く火傷をしたような状態になり、水分が失われがちになります。肌の水分が失われることにより、肌は乾燥した状態に。肌が乾燥してくると、カサカサの肌になってくるので、かゆみに発展してしまします。

肌の赤み

脱毛をして肌に熱がこもることによって、赤みが増すこともあります。肌に赤みが増すことによって、かゆみを覚える可能性も高く、就寝中に、知らず知らずのうちにかいていることもあります。

赤みが増したところをかいていくと、より強いかゆみを感じるだけでなく、炎症を悪化させて傷として残してしまうこともあるので注意しましょう。

蒸れ

通気性の悪い服装で、熱を持った肌を蒸らさないようにすることが大事になります。特にVIO等のデリケートゾーンを脱毛処理した場合に注意が必要。他の部位よりも繊細な部位なので、生理と重なると蒸れやすくなります。
蒸れることで、脱毛した肌への刺激となって、かゆくなってしまう可能性があるため、注意しましょう。

脱毛部位をかいたらどうなる？

かゆみに負けて、どうしても脱毛部位をかいてしまう方も多いでしょう。かゆみのある肌をかいてしまうと、肌が荒れてしまう原因にもなるので、注意してください。

脱毛後に肌荒れする原因

脱毛前後の保湿が足りてない

乾燥した状態の肌に照射を行うと肌が炎症を起こし、肌荒れの原因に。脱毛の前にはこれでもかというくらいしっかりと保湿しておきましょう。肌を十分に保湿しておくことで光が肌の中まで浸透しやすくなり、より高い脱毛効果を得ることもできて一石二鳥です。

そして脱毛後の保湿も重要。照射を行ったあとの肌はバリア機能が低下し、乾燥しやすくなっているため、化粧水などで水分を補給＋乳液・クリームなど油分でコーティングをしっかり行いましょう。

脱毛後に紫外線を浴びてしまった

脱毛中に日焼けは厳禁！紫外線によって肌に生成されたメラニンが脱毛の光に反応してしまって痛みのもとになるだけでなく、脱毛後の敏感な肌に紫外線ダメージが加わると深刻な肌荒れの原因になってしまいます。

特にレーザー脱毛の場合、照射を行ったばかりの肌に紫外線が当たってしまうとシミができてしまうことも。夏以外の季節でも紫外線は降り注いでいますので、脱毛中はUV対策を怠らないようにしましょう。

脱毛前に肌に塗ったものが詰まってしまった

脱毛には保湿と紫外線対策が重要！というのは上記でお伝えしましたが、施術を受けに行く当日に肌に塗るモノには注意が必要です。

脱毛の施術では肌に熱が加わって毛穴が開きます。その開いた毛穴にクリームの成分が入り込んで詰まってしまうと肌荒れの原因になることも。保湿用のクリームや日焼け止めを塗っている場合はスタッフさんに伝えてふき取ってもらいましょう。

ストッキングや締め付けの強い服を着ている

脱毛に行く際の服装もちょっとしたポイントとなります。照射後のデリケートな肌は摩擦のダメージをダイレクトに受けてしまうため、服による摩擦を極力少なくする必要があるからです。着替えやすいことはもちろん、なるべく締め付けのない服で行くのがベスト。もっと言えば、直接肌に触れる下着や肌着などは肌に優しい綿素材のものがおすすめです。

皮膚科でもらう薬を使用している

レーザー脱毛に通っている間、肌トラブルが気になって皮膚科で薬を処方された場合は成分を注意して見てみましょう。ステロイドが入っているものをレーザー脱毛中の肌に塗ってしまうと毛嚢炎のリスクが高まってしまうためです。脱毛中に肌トラブルが気になったら、通っているクリニックに相談するかレーザー脱毛に通っていることを皮膚科の先生に伝えるようにしましょう。

脱毛後のかゆみ対策

脱毛部位を冷やす

脱毛後のかゆみの原因の1つと言えるのが、肌にこもった熱です。この熱は、脱毛後にかゆみを感じた後は、冷たいタオルでしっかり冷やすようにしましょう。保冷剤を直接当てると刺激が強すぎるため、タオルで包みながら水で濡らしたタオルで絞って冷やすとお手軽に冷却することができます。

化粧水を用いた保湿

脱毛をした後の肌は、光脱毛機から照射される光によって、いつもよりも肌に水分が足りない状態です。化粧水や保湿クリームを用いたケアをすることで、肌の乾燥状態を避けることができるため、かゆみを抑えるだけでなく、乾燥肌から守ることができます。

使用する化粧水やボディークリームは、いつも使用している商品でのケアで問題ありません。特にヒアルロン酸やコラーゲンを含んだものを選ぶと、美肌促進に効果的です。

注意事項

飲酒を控える

お酒をよく飲む方であれば、脱毛後の飲酒も控えるようにしましょう。

脱毛後に飲酒をすることで、血流が促されることで、炎症が強くなるため、赤みや強いかゆみを感じる恐れがあります。炎症を悪化させないためにも、脱毛後の飲酒は控えるようにしましょう。

脱毛当日は入浴ではなくシャワー

脱毛後の肌は、熱がこもっている炎症状態です。入浴すると体温が上がるため、炎症状態を長引かせる原因になり兼ねないでしょう。脱毛後は、できるだけ入浴は避けるようにして、ぬるめのシャワーで済ませるようにしてください。

怖いやけどを防ぐために

光脱毛は、毛根のメラニン色素に反応させることで脱毛できるのですが、肌自体のメラニン色素に反応してしまうとやけどになってしまいます。
そうならないために

• 日焼けをしている時は施術しない
• 生理の時は施術しない
• カミソリ負けしている時は施術しない
• そのほか、肌トラブルがある時は施術しない
• これらの徹底で、やけどのトラブルはかなり起こりにくくなります。また脱毛後に気をつけることは、肌が光を吸収しやすい状態になっていますので、日焼けしやすくなります。しっかり日焼け対策をしましょう。

まとめ

数多くある脱毛サロン。お手頃な価格でできるようになった反面、トラブルが増えているのも現状です。
どのようなトラブルに悩む人が多いのかを知っておくことも、脱毛を始める上では大切です。

脱毛後の肌は、かゆくなりやすく、特に、「VIO」、「顔」、「ワキ」は赤みが増してかゆくなりやすい部位と言われています。かゆみの原因は、肌が乾燥してしまっていたり、蒸れなどから敏感となっている肌に刺激を与えてしまっていることが原因。

脱毛後は、しっかりと冷やし、保湿クリームなどを塗ってケアを施すようにしましょう。初めての脱毛という方は、是非、本記事が参考になれば嬉しいです。