2019.03.25
花粉症の人は脱毛を避けた方が良い?花粉症と脱毛の関係とは
もくじ
厳しい寒さも徐々にやわらぎ、あたたかな春の陽気を感じる日も多くなってきました。
このうららかな季節、北は北海道、南は沖縄まで全国で、大人から子供まで人類の前に立ちはだかる大敵といえばそう、花粉。我がもの顔で花粉を飛ばす憎きスギに、毎年毎年苦しめられている方も多いことでしょう。かくいう私も、目から鼻から大洪水で保湿ティッシュが手放せません。
ところで、みなさんは「花粉症だと脱毛ができない」という噂を聞いたことがありますか?今回は気になるコチラの噂について検証・解説します!
花粉症だと脱毛ができない?!
結論から言うと、「そんなことはない!」のでご安心を。花粉症の人がみんな脱毛できないなんてことになったら、キレイになりたい女子の大半が泣く泣く脱毛を諦めるハメになるわけですから大変です。
ただし、花粉症の方が脱毛の施術を受ける際、いくつか注意が必要です。噂が立つには理由があります。花粉症に悩みつつ脱毛を始めようと思っているみなさん、ぜひ参考にしてくださいね!
花粉症で肌が敏感になっていることもある
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で体が過剰に反応してしまうことによるアレルギー反応です。
花粉症といえば、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・目の充血といったものが主な症状ですが、「肌が過敏になる」という症状が出ることもあります。花粉でアレルギーを起こして敏感になった肌はトラブルを起こしやすく、少しの刺激でも痛みを感じたりしやすくなっています。
そのため、いつもはなんてことない施術でも、思わぬ肌トラブルにつながりやすいということは覚えておく必要があります。
薬を飲んでいると脱毛ができない場合がある
花粉症に限らず、薬を常用している場合は施術を断られてしまう場合があります。つまり「花粉症だからダメ」なのではなく、「花粉症で薬を飲んでいるからダメ」ということです。
カウンセリングの際にも施術の前にも持病がないか、定期的に飲んでいる薬がないかどうかを尋ねられますし、施術前後には薬の服用を控えるように言われます。
脱毛サロンで用いられている光脱毛は、メラニン色素に対して特殊な光が作用して熱を生じさせ、その熱で毛根を破壊する脱毛方法です。薬を服用している状態で施術を受けてしまうと、薬に含まれている成分がこの熱に反応して炎症を起こしてしまう場合があります。肌が赤くなったりかゆくなったり、ひどい場合は皮膚炎を引き起こしてしまうことも。
そのため、サロンでは薬を飲んでいるときの施術は断られてしまうのです。
飲んでいても脱毛が受けられる薬、受けられない薬
基本的に薬を服用している場合は脱毛の施術NGです。しかし、薬の種類によっては施術が受けられる場合もあります。
施術OKとはいっても危険が全くないわけではないですし、医師の診断書と同意書が必要になる場合もあります。必ず医師や薬剤師・サロンスタッフに確認しましょう。
飲んでいても脱毛OKの薬の例
- 漢方薬
- 便秘薬
- 低用量ピル
※こちらの情報はあくまで参考です。薬を服用する際には必ず医師や薬剤師、通っている脱毛サロンのスタッフに相談しましょう。
脱毛NG!特に注意が必要な薬
これらの薬は、光に対して肌が過敏になってしまう「光線過敏症」という副作用があるため、強い光を当てて施術する光脱毛は受けられなくなります。
- 抗生物質
- 解熱鎮痛薬
- 抗真菌薬
- 抗ヒスタミン剤
- 抗うつ・精神安定剤
- 抗アレルギー剤
- ステロイド薬
- ピルを含む女性ホルモン製剤
※こちらの情報はあくまで参考です。薬を服用する際には必ず処方された医師や薬剤師、通っている脱毛サロンのスタッフに相談しましょう。
花粉シーズンは、薬が手放せない方も多いはず。
花粉症の薬は、抗ヒスタミン薬と抗アセチルコリン薬が含まれています。他にもアレルギー症状を改善するためのステロイド系の薬が用いられることも。
これらの薬は、光過敏症を引き起こす可能性があり、光脱毛もレーザー脱毛もNGです。
サロンによっては、常用していなければOK、●時間空いていればOKという脱毛サロンもあるようなので、医療機関・サロンに相談をしてみましょう。
先述、低用量ピルならOKと明記しましたが、中容量以上のピルには注意が必要です。中容量ピルは病気の治療だけではなく、緊急避妊薬などにも使用されています。
ムダ毛はホルモンと深い関係があるため、女性ホルモンに働きかける中容量ピルやホルモン剤を飲む場合は注意が必要です。
また、サプリメントならOKというわけでもありません。飲みすぎることで肌の調子が変化し、敏感になってしまうため脱毛前後に飲む場合はスタッフもしくは医療機関へ確認を取りましょう。
飲み薬だけではなく、アトピーの治療などで使用される、ステロイドなどの塗り薬も塗布部分には照射することが出来ません。痛みを緩和するためのシップなどにも注意が必要になって来ます。
肌トラブルを招かず美肌を目指すためにも、無料カウンセリングの際に質問してみましょう!
光線過敏症とは
太陽の光など何でもないような光線を浴びることで、異常な皮膚症状が生じることを言います。身近なところでいうと、日光や紫外線により、日焼けではなく蕁麻疹が出るような“紫外線アレルギー”のようなものです。赤みやかゆみ、蕁麻疹のような症状まで様々です。
光線過敏症で検索すると、すごい症状の写真がいくつも出てきます……薬の服用を黙って施術するととんでもない皮膚疾患を招く可能性があるということを調べたい方は検索してみてください……※閲覧注意です
これくらいならいいだろうと自分で判断したりせず、病院やクリニック、サロンのスタッフに相談してみてください。
薬を飲まない花粉症対策は?
花粉アレルギーの症状を和らげるには、免疫力をアップさせるのが良いそうです。
- 乳酸菌やビフィズス菌(ヨーグルトなど)
- 植物性ポリフェノール(緑茶など)
ちなみに私はひどめの花粉症でいろいろ試しましたがあまり効果は感じず……。効果は人によるので注意してくださいね!
花粉は、髪の毛や服などあちこちに付着するので、出かけるときには花粉予防としてマスクやメガネだけではなく、帽子をかぶるのも良いそうです。
他にも気を付けたいアレルギー反応
花粉アレルギー以外にも、金属アレルギー、日光アレルギー(別名光アレルギー、紫外線アレルギー)も施術前には必ず確認が必要です。
日光アレルギーは、広くは光線過敏症に含まれています。日光と脱毛で照射する光は異なりますが、蕁麻疹などが出る恐れがあるため、不安がある方は相談してみるといいでしょう。
また金属アレルギーに関しても、脱毛機の肌に触れる部分が金属になっている場合が有るため伝えるようにしましょう。
エステサロンによっては、相談を行うとパッチテストを行ってくれます。
契約してからトラブルが発生してしまうのは、時間もお金も無駄になるため、不安な部分はしっかりと解消しておくのがポイントです。
花粉症の薬がNGなのは光・レーザー脱毛だけではない
花粉症の薬を飲んでいる時のワックス脱毛もあまりおすすめできません。
抗ヒスタミン剤の副作用として、眠気、口渇、便秘が有ります。
この副作用によって粘膜の乾燥が起こります。すると、免疫の働きが抑えられ、感染症が起こりやすくなるのです。
花粉症の時は体内外が敏感になっていることに注意しましょう。
鼻毛脱毛が花粉症を悪化させる?
世間でまことしやかに「ワックスによる鼻毛脱毛で花粉症が悪化する」と噂されています。
確かに鼻毛にはほこりなどキャッチする役割が有ります。そして鼻の粘膜部分に花粉が付着するとアレルギー反応を起こします。
この二つは紛れもない事実ですが、鼻毛の処理を行うのは鼻の中でもかなり手前の部分。粘膜部分ではありません。
そのため、直接的な要因になるとは考えにくいでしょう。
場合によっては花粉シーズンは脱毛をお休みすることを考えて
サロンによって対応は異なりますが、予約をしても、花粉症の薬をを服用していることが分かれば、当日キャンセルと同様に回数の消費を行うサロンがほとんどの様です。
ステロイドのような塗布する薬であっても、照射ができる部位とできない部位が出てきます。せっかく全身つるすべ肌を目指しているのにも境目ができてしまったり、ムラになるのは本望ではありません。
脱毛効果にも影響を与えるので、花粉シーズンはお休みしてしまうのも手です。
薬を服用する際には必ず医師・薬剤師・脱毛サロンのスタッフに相談を!!
生きていれば急に風邪をひくこともありますし、生理痛がひどくて薬を飲まないとどうにもならないことだってありますし、気圧の変化に弱くて頭痛薬が手放せない……という方も(私含め)たくさんいます。
しかし、薬を飲んでいることを黙ったまま脱毛サロンで施術を受けてはいけません。せっかくキレイになるために脱毛に通っているのに、薬を飲んでいたせいで肌トラブルにつながってしまっては本末転倒です。
もしも急に風邪をひいてしまったり、薬を飲まなければいけなくなってしまった場合はすぐに通っているサロンに連絡しましょう。